五色幕(ごしきまく)ってなーに?

東光院のゆるキャラお化けの「トウコウ君」に寺の番犬柴犬「クウ」が仏教のいろいろな疑問をぶつけます!
五色幕(こしきまく)ってなーに?
本堂の外側にカラフルな幕がヒラヒラしてる!なんだろう?
そのカラフルな幕はね!
お施餓鬼会やお彼岸などで本堂の外壁に五色の幕を吊下げるデラ。
青、黄、赤、白、黒(紫)の五色幕(ごしきまく)というデラ。
この五色はお釈迦さまの教えを表していて、青はお釈迦さまの髪の色、心の落ち着いた状態[禅定]を。黄は体、何事にも動じない姿[金剛身]。赤は脈々と流れるお釈迦さまの血液[常の精進]。白は清らかな歯で[清浄心]。黒(紫)はお釈迦さまの衣(お袈裟)の色で、何ごとにも堪え忍ぶ[忍辱]を表しているデラ。
へぇ~ なるほど!
だから五色の幕は本堂をキレイに飾る意味合いと、ボクたちが、お釈迦様のお姿や教えに包まれている事を表現てるんだ。
仏の道を歩むボクたちを常に励ましてくれているデラ!
仏教国チベットではタルチョ、ルンタと呼ばれる小さな五色の旗が沢山連なって寺院や峠や山の山頂に張られていて、仏様の教えが風にのって伝わるよう願いがこもっているんだよ。だから風が吹いてくるとなんだか嬉しいね!
東光院新聞 2017年秋号より