真言宗祖 弘法大師 空海の言葉 夏の涼風も冬の寒風も同じ風 2014.9.1 月の涼風、冬天の渕風、一種の気なれども嗔喜同じからず。 かげつのりょうふう、とうてんのえんぷう、いっしゅのきなれどもしんきおなじからず 【出典】遍照発揮性霊集:弘法大師空海の詩、碑銘、上表文、啓、願文などを弟子の真済(しんぜい)が集成したした書物 現代語風 夏の涼風や冬の渕風も同じ風であるのに、同じ風であっても、喜びや不快というように状況によって受け取り方は異なる。 自分の認識している現実がすべてではなく、一つの事象も受け取る心によって受け取り方が違う。自分の心一つで辛さが和らいだり、心地よくもなるものです。立場や状況で変わる感情や感覚に流されない道を歩みたいものですね! 東光院新聞 2014年秋号より Tweet Share 真言宗祖 弘法大師 空海の言葉 彼岸と中道 お数珠ってなーに? 関連記事 蓮の花から自浄のこころを知る 刃物に砥石 車に油 人の心に仏教 全ての生命は仏のいのちを具えているい