本堂からお経が聞こえてくるけど、なんだか不思議な言葉だね
元々お経は仏教がうまれたインドの古い言葉で書かれたものなんだよ。
その後、仏教が中国に伝わって、中国のお坊さんたちはインドまで沢山のお経を貰いに行ったんだ。そのお坊さんたちのことを三蔵法師っていうんだよ。ちなみに西遊記に出てくる三蔵法師は玄奘三蔵というお坊さんがモデル。
三蔵法師たちはお経を中国から持ち帰えって漢字に翻訳したんだよ。日本に伝わっているお経は中国で漢文で書かれたものを中国の読み方で読んでるんだよ。中学生になれば、レや一、二などの記号を使う漢文を習うから頑張ればなんとなく分かるかもしれないね!
あとね、漢字に訳すときにインドの言葉の音をそのまま漢字をあてたり、古いインドの言葉をそのまま呪文のように唱えるお経を真言とか陀羅尼(だらに)っていうんだよ!
東光院新聞 2016年夏号より